ガンダムZZ36話感想レビューのような物
カミーユさん曰く
『もし戦うのに理由がいるなら、その君の怒りこそ理由だ』
だそうで。
ジュドーは戦う理由が欲しいてか、戦争する必要が無いんだよなぁ。劣悪な環境のコロニーで仲間と逞しく生きて行ける子だから。
妹亡くしても(リィナ小屋爆破直後)戦争怨む方向に感情が向かないからこそ、戦う理由が持てない。(大人のやる事ってさぁ!)
そこにストレートに人は感情で動いていいと仰るカミーユさん。
自分はそれで大変な経験したのにジュドーに同じ道を示すってことは、カミーユはある意味Zの大戦をやりきった感情なのかな。やらないよりはやった方がマシだと。
ジュドーの特性でてる好きなシーン。
足引き摺ってるプルが、「キュベレイに乗れれば…」って、どれだけ軽い乗り心地ったって幾らなんでも怖いな…
体力無しでもトップスピードまでベタ踏みで行けるオモチャの車(超火力)が高性能モビルスーツってことだもんな…。ファンネルなら使えるってことかもしれんが。
対比としてプルツーはサイコガンダムMk-2に「重い感触、前に使ってたヤツの感触か」と命を奪う重さを体で感じてる。
プルツーの方が戦時中として正しい肌してるけど、プルのが子供の育ち方生き方として正当なんだよなぁ。
「不愉快な奴め!」
「不愉快なら宇宙(そら)へ!宇宙に帰(還)れ!」
悲劇は生まれるよなぁ、グレミーさんよぉ。
「こいつは俺の敵だ!」
ジュドーのこのセリフはグレミーに言ってるもんだと思うよ。サイコガンダムを通してね。
「またお前かっ!不愉快な奴が!」
「当たり前だよ、不愉快なのは」
「な、なんだと…!なんだ!?何を言う!」
「プル!駄目だー!」
「人はね、人間はね。自分を見るのが不愉快なのよ!」
「でもね、どんなに不愉快でもどんなに憎くっても、自分自身を殺すことも自分自身を辞めることも出来ないのよ!」
「何を言ってんだっ…お前はっ」
「私は貴方よ、貴方は私なのよ!」
「貴方は私の一等激しい処だけを持った人でしょう?私は…!」
「エルピー・プル!」(眼をぎゅっと閉じる)
「私よ!死ねーーー!!」
自爆特攻
「まだ、生きてるのか…サイコ、ガンダム…」
「フフフフフッ、フフフフフッ」
「お前も死にな!」(サイコパワー発動)
「うおおおおおおおー!!」(全開ジュドー)
「なんだよっ!」
「お前は!お前は!お前はーー!!」
「ダ、ダブルゼータの意思の中に…プルが、いた」
「逃がすかぁー!!」(未だ全開ZZ)
横一文字に頭部切断、プルをやったのが誰かの確認行動
「今のは、プル。プルは、プルに殺された…のに」
「この戦いは余りに多くの代償を必要とした。」
「だが、ダブリンの市民を僅かでも救出出来たことが、僅かでも慰めだ」
「では、今は亡き戦友達に黙祷を捧げる!」
「総員!黙祷!」
「……黒い、雨…」
黒い雨の中黙祷を捧げるジュドー。
雨に打たれて地面に転がり込むカミーユ、何も出来なかったようでジュドーに決意させたカミーユ。
未だ見えないよ、そらの道しるべは
『重力下のプルツー』
富野作品に共通する事なんだけど、一人のスペシャルな人間だけじゃ最良の結果は望めない。
これに敵も味方も無い。
プルは完全にプルツーの上行ったのに、どうにもならなかったからね。
こっから大変だけど、頑張れ!ジュドー!